
こんばんは、ファイナンシャルプランナーの橋本です。
仕事に家事、育児とフル回転の毎日。
「夫婦でそこそこ稼いでいるはずなのに、なぜか貯まらない……」──そんなモヤモヤを抱える30〜40代の子育て世代は少なくありません。家計管理を後回しにすると、教育費・住宅ローン・老後資金という“三大資金”が同時に押し寄せ、ある日突然キャッシュが枯渇するリスクも。
今回は、共働き家庭ならではのクセを押さえ、今日から実践できる管理術をお届けします。
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<目次>
1.よくある誤解ベスト3
2.お金の不安をなくす仕組みづくり
3.時間もお金も生む“時短テク”
4.まとめ──“安心”はつくれる資産
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1.よくある誤解ベスト3
「ダブルインカムだから大丈夫」
→ 収入が増えるほど支出も膨らむ“パーキンソンの法則”に要注意。
「家計簿は細かく付けるほど良い」
→ 解析しないデータはただのストレス。可視化→分析→改善がセット。
「預貯金は元本保証で安心」
→ 低金利下ではインフレに弱い。金利と時間を味方につけることが大切。
2.お金の不安をなくす仕組みづくり
Step1:家計の「見える化」
〇家計アプリ(マネーフォワード ME など)に夫婦で全口座を連携
〇直近12か月の平均生活費を算出し、「生活費◯万円」で定義
〇固定費・変動費・“名もなき支出”を色分けし、使途不明金ゼロへ
Step2:共働き特有の“収入ルーズネス”を撃退
〇共同口座+生活費定額振込
給与日の翌日、夫婦それぞれが「生活費+貯蓄」を共同口座へ自動振替
引き落としを集約して支払い漏れゼロ。
〇自由口座の設定
残額は完全に本人の裁量。“プチぜいたく”はここで楽しむことで罪悪感ゼロ。
Step3:定期メンテで“家計筋力”を維持
〇月1回:家族会議15分。使途不明金と翌月イベントを確認
〇年1回:「契約棚卸し日」で通信・保険・サブスクを総点検
〇5年ごと:ライフプラン表を更新し、必要保障額を再計算
家計は放置すると“じわじわ肥満”。筋トレ=習慣化がすべてです。
3.時間もお金も生む“時短テク”
〇冷凍食材の宅配は1食あたりの食費+調理時間15分と比較して導入判断
〇ロボット掃除機は「1時間=家族の自由時間」と捉え、月収の5%以内ならOK
〇ふるさと納税で洗剤・トイレットペーパーをまとめ取りし、現金流出を緩和
4.まとめ──“安心”はつくれる資産
仕組み化のコツは「最初に決めて、あとは自動」。とはいえ収入・価値観・夢は十人十色。プロと一緒にキャッシュフロー表を作成し、数字を見える化すれば、漠然とした不安は具体的なアクションへ変わります。
今、行動を起こすことで将来の不安を解消し、より豊かな未来にしましょう。