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いざという時に頼れる?生命保険と共済の違い|死亡保険金と死亡共済金

こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。

168回目の今回は、【いざという時に頼れる?生命保険と共済の違い|死亡保険金と死亡共済金】ついてまとめました。

もしもの時に備えて、大切な人に自分の意志でお金を渡したいと考えているあなた。死亡保険金(生命保険)と死亡共済金(共済)、どちらを選ぶべきか迷いますよね。
結論から言うと、どちらを選ぶかは、あなたの状況やニーズによって異なります。
ここでは、それぞれの仕組み、そして死亡保険金の方が確実に渡したい人に渡せるというポイントについて詳しく解説していきます。

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<目次>
1.死亡保険金と死亡共済金、それぞれの仕組み
2.死亡保険金の方が確実に渡したい人に渡せる
3.まとめ
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1.死亡保険金と死亡共済金、それぞれの仕組み

死亡保険金(生命保険)は、民間保険会社が提供する商品です。契約者が保険料を支払い、死亡時にあらかじめ定めた金額(保険金)を遺族に支払う仕組みです。


一方、死亡共済金(共済)は、労働組合や協同組合などの団体が運営する制度です。組合員が掛け金を支払い、死亡時に一定の金額(共済金)が支給されます。

2.死亡保険金の方が確実に渡したい人に渡せる

死亡保険金は、契約時に受取人を指定することができます。受取人は、一般的には2親等以内(子、親、孫、兄弟姉妹)になります。
しかしながら近年、家族の形は多様化しており、必ずしも婚姻関係にあるとは限らない「事実婚」「内縁関係」「同性パートナー」なども存在します。こうした方々も、保険会社が定める一定の条件を満たせば、生命保険の受取人として認められる可能性があります。ただし、保険会社によって条件は異なります。
なお、事実婚・内縁関係・同性パートナーの方が死亡保険金の受取人となった場合、生命保険料控除や相続税の非課税枠の適用は受けられません。税制上は法定相続人として扱われないためです。

一方、死亡共済金は、組合の規定に基づいて支給されます。多くの場合、受取人を指定できず、配偶者や住民票上同じ住所の家族が受取人となります。指定できるとしても組合の規定に基づいた人で、手続きには公的書類等の提出が必要なケースがあります。

つまり、大切な人に確実に届けたい場合は、死亡保険金の方が適していると言えるでしょう。

3.まとめ

死亡保険金と死亡共済金は、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらを選ぶべきかは、あなたの状況やニーズによって異なります。
もしもの時に、大切な人を守るために。そして自分の意志で渡すべき人に渡せるように。
死亡保険金と死亡共済金について、正しく理解し、自分に合ったものを選びましょう。

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