10万円給付で、注目が集まった『マイナンバーカード』。
来年には、全ての預金口座との紐づけ義務化に向けた法改正の動きも出てきました。
そんなマイナンバーカードについてまとめてみました。
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<目次>
- マイナンバーカードとは
- マイナンバーカードでできること
- 健康保険証として利用可能に
- ポイント還元『マイナポイント』始まる
- まとめ
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1.マイナンバーカードとは
マイナンバー(12桁の個人番号)が記載された顔写真付きのICカードです。
通知カードとは違い、身分証明書として利用することができます。
マイナンバーカードは、申請することで無料で作れます。
※申請方法はこちら⇒ https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/kofushinse
ちなみに、マイナンバーは、「税」・「社会保障」・「災害対策」の3分野の法令で決められた
範囲でしか利用できなくなっています。
2.マイナンバーカードでできること
〇 身分証明書として使える
運転免許証などの代わりに身分証明書として利用できます。
〇 オンラインで確定申告ができる
税務署に行かなくても、申告期間中24時間、パソコンやスマートフォンで申告ができます。
また、生命保険料控除証明書などの添付書類の提出が不要になります。
そして、還付がスピーディーです。
〇 各種行政手続きをオンライン申請できる
マイナポータルから、子育てや介護に関する行政手続きがワンストップでできたり、お知らせを確認できます。
※マイナポータルはこちら⇒ https://myna.go.jp/
〇 コンビニで各種証明書の取得ができる
全国のコンビニエンスストアで、毎日6:30~23:00の間に証明書類が取得できます。
なお、市区町村により取得できる書類が多少異なります。
※利用できる市区町村はこちら⇒ https://www.lg-waps.go.jp/01-04.html
3.健康保険証として利用可能に
2021年3月から健康保険証として順次利用できるようになる予定です。
就職や転職、引っ越ししても保険証の切替えを待たずに受診できたり、
自分の薬の説明書やメタボ健診情報をマイナポータルから確認でるようになるようです。
利用するには、マイナポータルから事前登録が必要になります。
ちなみに、既存の健康保険証はそのまま使えます。
4.ポイント還元『マイナポイント』始まる
マイナポイントは、キャッシュレス決済をすることで、PayPayやnanacoなどの
キャッシュレス決済事業者を通して、国から付与されるポイントです。
還元率は、25%(上限5,000円分)、2020年9月から始まる予定です。
マイナンバーカードはもちろん必須ですが、事前に予約と申込(2020年7月から)が
必要になります。
※マイナポイントの予約方法はこちら⇒ https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/
5.まとめ
普及率が15%前後とまだまだこれからのマイナンバーカード。
個人的には、e-Tax(オンライン確定申告)は非常に重宝して利用してきました。
一方で、それ以外にインパクトのある活用ができなかったのも事実でした。
今後は、「引っ越しワンストップサービス」や「死亡・相続ワンストップサービス」なども
始まる予定で、今まで縦割りで行われてきた行政サービスが、オンライン化の波に押されて
利用する側にとって利便性は高くなっていくと思われます。
持っておけば、何かと便利な時代がくるのは間違いなさそうです。
ファイナンシャル・プランナー
相続診断士
橋本 真輔