
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの橋本です。
「ママ、お小遣いちょうだい!」
お子さんが幼稚園や小学校に入るころ、多くのママが直面する「お小遣い」についての悩み。「いつから始めればいい?」「いくら渡すのが適当?」「どんなことを教えればいい?」と疑問が次々と出てきますよね。
実はお小遣いは、ただお金を渡すだけではなく、子どもの人生を豊かにする「お金教育」を始める絶好のチャンスでもあります。
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<目次>
1.お小遣いで身につく大切な力とは?
2.お小遣いを始めるタイミングはいつ?
3.お小遣いの金額の目安は?
4.お小遣いの渡し方のコツ
5.家族で楽しくお金の話をしよう
6.お小遣いをきっかけに家計を見直そう
7.ライフプランニングを考えて、より安心な未来へ
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1.お小遣いで身につく大切な力とは?
お小遣いを通じてお子さんは、「お金には限りがあること」「自分で計画的に使うこと」の大切さを実体験として学びます。幼い頃からお金の使い方や管理の仕方を経験することで、大人になってからも健全な金銭感覚を持つことができるようになります。
また、自分でお小遣いをやりくりしたり、欲しいもののために貯金をしたりする経験は、子どもの自主性や自己管理能力を育むきっかけにもなります。
2.お小遣いを始めるタイミングはいつ?
多くの家庭では、小学校入学前後からお小遣いを始めるケースが多いです。小学生になると、数字の理解が進み、自分で買い物をする楽しさもわかり始めるためです。
ただし、お子さんの興味や成長の様子をよく見て決めていただくのが一番です。「自分でお金を管理してみたい!」という興味が出てきたときを見逃さないようにしてくださいね。
3.お小遣いの金額の目安は?
お小遣いの金額については、年齢ごとに少しずつ増やしていく家庭が多く、以下のような金額が一般的な目安です。
小学校低学年:300円〜500円
小学校中学年:500円〜800円
小学校高学年:800円〜1500円
中学生:2000円〜3000円
高校生:3000円〜5000円
もちろん、ご家庭の事情や地域性、お子さんのライフスタイルによって適切な金額は変わってきますので、あくまで参考としてご検討ください。
4.お小遣いの渡し方のコツ
お小遣いを通じてお子さんに上手にお金の使い方を学んでもらうために、次のような方法が効果的です。
毎月決まった額を渡す:計画的な使い方を身につけることができます。
使い道は自由に任せる:失敗も貴重な経験ですので、温かく見守ってあげてください。
大きな買い物は貯金を促す:欲しいものが高額の場合は、貯金する楽しさを教えてあげるとよいでしょう。
5.家族で楽しくお金の話をしよう
家庭内でお金の話をするのは難しいと感じる方もいるかもしれませんが、実は楽しくオープンに話すことで、子どもの健全な金銭感覚を育てることができます。
「貯金はなぜ必要なの?」
「お金はどうやって得ているの?」
「お金はどうやったら増えるの?」
子どもが関心を持ちやすい話題から始めてみてください。親子でお金について楽しく話すことで、自然にお金の大切さや管理する習慣が身につきます。
6.お小遣いをきっかけに家計を見直そう
お子さんへのお小遣いを考える際に、ご自身の家庭の家計も一緒に見直してみませんか?
「家計に無理なくお小遣いを渡せているかな?」
「家計の中で無駄な出費はないかな?」
お子さんが成長するとともに、教育費や習い事など、支出も増えていきます。このタイミングで家計を見直すことが、将来を安心して迎える準備につながります。
7.ライフプランニングを考えて、より安心な未来へ
お小遣いや家計の見直しをきっかけに、少し先の未来について考えてみませんか?ライフプランニングを行うことで、お子さんの教育費、住宅資金、老後の備えなど、人生の大きなイベントを具体的にイメージでき、家族みんなで安心できる未来への道筋が見えてきます。
ライフプランニングについてもっと詳しく知りたい方は、ファイナンシャルプランナーなど専門家に気軽に相談してみてください。
お子さんへのお小遣いをきっかけに、ご家族で理想の未来への第一歩を踏み出しましょう。