BLOG ブログ

働けなくなったらどうなる?|日々の暮らしを支える「もしも」の備え

こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。

184回目の今回は、【働けなくなったらどうなる?|日々の暮らしを支える「もしも」の備え】についてまとめました。

30代から50代の現役世代にとって、仕事は家計を支えながら自分の人生を切り拓く大切な存在です。同時に、家庭では子育てや家事、時にご両親の手助けなど、さまざまな役割を求められることも多いでしょう。忙しい日常は慌ただしくも充実していて、「働けること」がその土台となっています。

ただ、万が一、病気やケガ、心身の不調などで「しばらく働けなくなる」としたら、そのとき生活はどう変わるのでしょうか。あまり考えたくないテーマかもしれませんが、備えがあれば慌てずにすみます。ここでは、働けなくなった場合に起こり得ることと、今からできる対策についてご紹介します。

――――――――――――――――――――――――――――――――
<目次>
1. 働けなくなったときに起こりやすいこと
2.30代・40代女性が抱えやすい不安
3.「もしも」に備えるための具体的な方法
4.今からできる小さな一歩
5.まとめ
――――――――――――――――――――――――――――――――

1.働けなくなったときに起こりやすいこと

①収入が止まる
給与収入が途絶えると、毎月の支払いはそのままでも家計に余裕がなくなります。特に、家賃や住宅ローン、教育費、光熱費など、必ず発生する出費は減らせないものが多く、収入がなくなると不安定な状態になりがちです。

②想定外の出費が増えることも
治療費、通院にかかる交通費、場合によっては介護や保育サービスへの費用など、「働けない」ことでかえって支出が増える場面もあります。これまで計画的に進めていた貯蓄や投資に手をつけざるを得ない状況が生まれるかもしれません。

③将来設計の見直しが必要になる
働けない期間が長引けば、キャリアへの影響や、子どもの進学に向けた資金づくり、老後に備えた貯蓄計画など、長期的なライフプランを修正せざるを得ません。続けてきた習い事やレジャーなどを一時的に縮小する必要も出てくるでしょう。

2.30代・40代女性が抱えやすい不安

この年代は、仕事と家庭のバランスを取ることが大きなテーマです。子どもの教育費や親のサポート、老後資金の準備など、同時進行で取り組みたいことが多くなりがちです。働けなくなることで、これらの計画が一時的にストップしてしまうと「これからどうしよう」という気持ちになりやすくなります。

また、休職期間ができることで、復職時に元の条件で働けるか迷いが生じることもあります。今まで積み上げてきたスキルや経験を、思うように活かせない状況になるかもしれません。

3.「もしも」に備えるための具体的な方法

不安を軽減するには、事前の備えが大切です。以下のような対策をとっておくと、いざというときにも落ち着いて行動できます。

①就業不能保険や所得補償保険を検討する
病気やケガで働けない状態に対して、一定期間収入を補償してくれる保険があります。保険料は定期的な出費ですが、備えがあることで急な収入減少にも対応しやすくなります。

②生活防衛資金を確保する
月々少しずつでも貯蓄して、生活費の数ヶ月分を用意しておくと、収入が一時的に途絶えてもすぐに貯蓄を枯渇させる心配が減ります。まずは無理のない範囲で、少額からスタートするのもいいでしょう。

③副業や投資などで収入の柱を増やす
メインの仕事以外に少しでも収入源を確保しておくと、働けなくなった際にも家計がゼロにならず、精神的な安心感につながります。自分の得意分野を生かした小さな副業や、無理のない範囲での資産運用を考えてみるのも一案です。

④スキルアップで復帰後の選択肢を増やす
日頃から資格取得やオンライン講座などを通じてスキルを伸ばしておくと、万が一長期的に休んだ後も働き方の選択肢が広がります。収入や勤務条件に柔軟性が持てると、将来設計の見直しもしやすくなります。

4.今からできる小さな一歩

「もしも」を考えることは、不安を膨らませるだけでなく、今できる対策を見つけるきっかけでもあります。将来の備えを整えることで、現在の生活にも安心感を持つことができます。

たとえば、まずは家計を洗い出して無理のない貯蓄計画を立てる、必要な保険を見直す、副業情報を少し調べてみるといった、小さな行動から始めてみてください。やるべきことが明確になれば、「働けなくなったらどうしよう」という漠然とした不安は少しずつ減っていくはずです。

5.まとめ

働けなくなるかもしれないリスクは、誰にでも起こり得ることです。だからこそ、今からできる備えが有効になります。保険の利用や緊急資金の確保、スキルアップや収入源の多様化など、小さな準備を積み重ねておくと、いざというときも落ち着いて対応できるでしょう。

「もしも」の状況を想定することは決して後ろ向きなことではありません。それは、自分や家族のこれからを守るための前向きな取り組みです。日々の暮らしと両立しながら、少しずつ備えを整えていけば、未来への安心をより確かなものにできます。

CONTACT
お問い合わせ

お金や保険、相続のこと。
何でもご相談ください。