こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
74回目の今回は、どんな治療?【先進医療とは】について解説します。
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<目次>
- 最新の治療法すべてではない
- 全額自己負担
- まとめ
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1.最新の治療法すべてではない
先進医療とは、最新の高度な医療技術を用いた治療のなかでも、厚生労働省が認めたものになります。
よって、最新の治療法がすべて先進医療というわけではありません。
先進医療の中でも、未承認、適応外の医薬品、医療機器を使用しない「先進医療A」と、適応外の医薬品、医療機器を使用する「先進医療B」の2つに分けられています。
「先進医療A」は、人体への影響が極めて少なく有効性がある程度見込める治療で、「先進医療B」は有効性が十分確認できていないものになります。
2.全額自己負担
先進医療は、保険診療(公的医療保険)と併用して治療を受けることができます。
ただ、先進医療にかかった費用は、保険診療の一部自己負担や高額療養費制度は使えませんので、全額自己負担することになります。
民間の医療保険などで「先進医療特約」を契約していれば、それでカバーすることができます。
また、先進医療の治療費が高額になる一部の治療を受けた場合は、保険会社から病院へダイレクトに支払ってくれるサービスをしているところもありますので、お金を工面する心配が少なくなります。
3.まとめ
先進医療を受ける患者数は多くはありませんが、がんなどの重大疾病への効果が期待できる一方で、治療費が高額になりがちです。
公的医療保険で不足する部分を民間の保険でカバーできれば、治療の選択肢を広く持つことができるのではないでしょうか。
※先進医療の対象は入替りがあり、「先進医療特約」の対象は、契約時ではなく治療時に認められているかがポイントになります