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子育て中でもムリなく続く!積立「4つの器(預貯金・保険・NISA・iDeCo)」の選び方

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの橋本です。

「貯めたい気持ちはあるのに、子育て中は予定外の出費が多くて思うように進まない」
これは、がんばりが足りないのではなく子育て期の家計がそういう構造なだけです。

資産形成というと“投資”が目立ちますが、実は積立の方法は複数あります。
大事なのは、どれが正解かではなく、「いつ使うお金か」「何のためか」に合う“器”を選ぶことです。

この記事では、忙しいママでも迷いにくいように、預金・積立保険・NISA・iDeCoを並べて整理します。

1)まず全体像:積立は「4つの器」で考えるとラク

子育て世帯の積立は、ざっくり次の4つで整理できます。

  • 預金(普通・定期):減らさない/いつでも使えるための器
  • 積立保険(貯蓄型の保険):保障と積立をセットで考える器
  • NISA:投資の利益に税金がかかりにくい仕組みを使う器(制度の枠)
  • iDeCo:老後資金づくりに寄せた器(原則60歳まで引き出せない)

「これ1つに決める」より、目的ごとに器を分けるほうが続きやすいです。

2)最初にやること:増やす前に“守る”

投資や保険の前に、まずは生活防衛資金(急な出費に備えるお金)を確保します。

目安はざっくりでOKです。

  • 共働き:生活費の3〜6か月分
  • 片働き・自営:生活費の6〜12か月分

ここがあると、病気・家電故障・冠婚葬祭があっても、積立を崩さずに済みます。

3)目的別:どの器が合いやすい?

お金は「使う時期」が近いほど、安定重視が向きます。

A. すぐ使う(急な発熱、家電、入園準備など)

預金が基本

短期で必要なお金は、値動きや解約条件があるものより、出し入れしやすいほうが安心です。

B. 5〜10年くらい(教育費の一部、車、引っ越しなど)

預金/積立保険/NISAが候補

「いつ使うか」「使う時期が多少ズレても大丈夫か」で選びます。

C. ずっと先(老後)

iDeCo/NISA/積立保険が候補

老後資金は時間を味方にしやすいので、長期前提の器と相性が良いです。

4)比較:預金・保険・NISA・iDeCoを“並列”で見る

積立の器得意なこと注意点(苦手なこと)合いやすい人
預金いつでも使える/減りにくい増えにくい生活防衛資金・短期資金を作りたい
積立保険(貯蓄型)保障+積立をまとめられる/強制力が出やすい途中解約で元本割れしやすいことがある/取り崩しにくい場合がある「使い込みたくない」「保障も一緒に考えたい」
NISA税制上のメリットを活かしやすい/長期の積立と相性が良い値動きがある/短期には不向き10年以上の目線でコツコツ育てたい
iDeCo老後目的に寄せられる/引き出せない分“手を付けにくい”原則60歳まで引き出せない老後資金を“触れない形”で作りたい

※制度の内容(上限額など)は変更されることがあります。最新情報は公式発表や金融機関の案内で確認してください。

5)積立保険を選ぶなら、ここを押さえる

積立保険は、合う人には合います。ポイントは「目的」と「続けられる設計」です。

向きやすいケース

  • 万一の保障を用意しつつ、同時に積立も進めたい
  • 毎月の積立を固定化して、生活費に飲み込まれないようにしたい
  • 目的が比較的はっきりしていて、長く続けられる

契約前に必ず見たいチェック項目

  • 何年続ける想定か(短期解約の不利がないか)
  • 途中でお金が必要になったときの扱い(解約・減額・払済など)
  • 手数料やコスト、外貨建て・変額ならリスク(為替・価格変動)の説明が十分か

6)NISAは「積立の器の1つ」としてどう使う?

NISAは保障が付くものではなく、資産を育てるための制度の枠です。

向きやすいのは、

  • 目的が中長期(目安:10年以上)
  • 値動きがあっても、積立を続けられる

という場合です。「教育費が近い」「家計がギリギリ」という時期は、まず生活防衛資金を優先して、余力で小さく始めるのが現実的です。

7)iDeCoは「老後専用」に寄せた積立

iDeCoは、老後資金づくりを目的にした仕組みで、原則60歳まで引き出せないのが大きな特徴です。

メリット・デメリットがはっきりしているので、

  • 老後資金を確実に分けて積み立てたい
  • 途中で使ってしまうのを防ぎたい

という人に合いやすいです。一方、教育費など近い将来の出費が大きい家庭は、無理に入れず「生活防衛資金+中期資金」が整ってから検討でも十分です。

8)忙しいママ向け:失敗しにくい“組み合わせ例”

例1:まず安心を作る型

  • 預金:生活防衛資金
  • 預金:近い教育費(入学までなど)
  • 余力:NISA or 積立保険(中長期)

例2:保障も気になる型

  • 預金:生活防衛資金
  • 積立保険:保障+積立(目的を1つに絞る)
  • 余力:NISA(長期で育てる枠)

例3:老後を“別枠”で作りたい型

  • 預金:生活防衛資金
  • 預金 or NISA or 積立保険:教育費
  • iDeCo:老後専用(触れない枠)

ポイントは、「近いお金ほど安定」「遠いお金ほど長期目線」です。

まとめ(今日やること3つ)

積立は、投資が正解でも保険が正解でもなく、目的に合う器を選べばOKです。

今日やることは3つだけで十分です。

  • 使う時期で分ける(短期/中期/老後)
  • 生活防衛資金の目標額を決める
  • 毎月の積立を「先取り」で固定する(少額でOK)

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