こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
137回目の今回は、なぜ今『貯蓄から投資へ』なのか【資産運用が必要な理由】についてまとめました。
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<目次>
1.銀行預金の金利
2.上がる物価・増えない収入
3.まとめ
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1.銀行預金の金利
現在の日本人(個人)の現預金の累計額は、1,100兆円を超えています。
このお金が、金利がほとんどつかない場所に置かれているのが現状です。
ちなみに、現在の一般的な定期預金の金利は、0.002%です。
それでも、現預金の総額は、年々、増え続けています。
お金について学ぶ機会が少ない日本では、親から子へ、そして孫へ「貯金しなさい」と伝えられてきたことの影響も大きな原因ではないかと思います。
今から約30年前の1990年の郵便貯金(定期貯金)の金利は、6.33%ありましたし、それ以前から金利の高い時代が長く続いていましたので、過去には預貯金だけでも資産を増やすことができた時代もありました。
しかし、現代は過去と同じ方法で、資産を増やすことはできない状況だということを受け入れるしかありません。
2.上がる物価・増えない収入
バブル崩壊以降、今に至るまで、日本人の平均年収の推移を見てみると、ほぼ横ばいです。
一方で、モノやサービスの値段(物価)は、上がっています。
特に、ここ最近の物価上昇は、家計を圧迫するレベルの上がり方をしています。
国も物価上昇率2%を目標に掲げて取り組んでいますので、金利がほほなく増えない預貯金に置いておくと、持っているお金の価値がどんどん下がっていくことになります。
具体的には、今、100円で買えているペットボトルの水1本が、将来、200円払わないと買えないということが起こる可能性があるということです。
3.まとめ
低い銀行金利、上がる物価・増えない収入以外にも、「減り続ける年金」という三重苦に負けない為にも、債券や株式などを用いた資産運用が必要になってきます。
仮に、毎年2%ずつ物価上昇していくのであれば、それ以上の利回りで運用しなければ、資産価値が目減りし続けることになります。
お金にもしっかり働いてもらって自分の資産を守るためにも、資産運用が必要な時代になっているのではないでしょうか。