こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
149回目の今回は、準備万端で資産運用していますか?【資産運用をする前の最低限の準備】についてまとめました。
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<目次>
1. 生活防衛資金
2. 長期の経済的不安への備え
3. まとめ
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1. 生活防衛資金
生活防衛資金とは、日常生活で予測のできない万一の事態に備えて用意しておくべきお金のことです。
具体的には、病気やケガ、失業、災害などによって収入が途絶えた場合に、生活を維持するために必要なお金を指します。
生活防衛資金の目安は、お勤めの世帯であれば1ヶ月あたりの生活費の3〜6ヶ月分といわれています。
例えば、1か月の生活費が35万円の場合、生活防衛資金の目安は105~210万円となります。
生活防衛資金は、普通預金などいつでも引き出せるところに預けておくのが一般的です。
2. 長期の経済的不安への備え
災害や病気、事故による収入の減少に備えて、経済的な備えをしておきましょう。
長期の治療や療養で働けなくなるなど、生活防衛資金でカバーしきれないリスクへの備えとしては、生命保険や火災保険、地震保険など、幅広く検討しておきましょう。
3. まとめ
生活防衛資金やもしもの備えを確保することによって、経済的な安定と心の安心を得ることができます。
急にお金が必要になったり、安定した収入が見込めなくなった場合、せっかく運用したお金を切り崩して引き出さなければいけなくなってしまいます。
つまり、元本割れなどの不利なタイミングであろうと、引き出さなくてはならなくなり、逆に資産を減らすことにもなりかねません。
また、土台がしっかり準備できていないと、相場が下落したらハラハラする感情が倍増することにもなります。
資産運用は、中長期で運用成果を見込んで行うものです。
最近は、攻め【ふやす】ばかりが注目されていますが、資産形成においても【まもり】とのバランスが大事になります。