こんにちは!
『笑顔相続』ナビゲーターの橋本です。
35回目の今回は、当然の答え【相続財産でみんなが欲しがるもの】について解説します。
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<目次>
- やっぱり『現金』が一番
- 不動産が負動産になる
- まとめ
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1.やっぱり『現金』が一番
どんなに悲しい別れであっても、遺産分割は別の話。
一般的には、亡くなった日から10カ月以内に申告と納税をしなくてはなりませんので、その前に遺産分割を済ませる必要があります。
残された財産を分けるにも、納税するにも、もらってうれしいのはやっぱり『現金』が一番です。
2.不動産が負動産になる
日本人が、残す財産の大半を占めるのは不動産です。
両親と一緒に幼い頃から暮らした思い出の詰まった実家ですら、相続となると話は別。
老朽化した建物を維持するにも取り壊すにもコストがかかりますし、すでにマイホームを持っている人にとっては、『負動産』となります。
投資用のアパートなども一緒です。
修繕費に固定資産税、火災保険料など、維持していくには出ていくお金もありますので、不動産経営をしたことのない人にとっては、いらない財産となります。
また、複数の不動産を分ける場合、評価額が同じだとしても、立地や需要などから欲しい物件はみんな一緒になってしまう傾向にあります。
3.まとめ
戦後からバブル崩壊するまでは、不動産価値は右肩上がりでした。
今は、過去とは時代背景が変わり、値上がりし続ける不動産はほとんどありません。
一昔前のような、時の流れとともに価値を生み出すものではなくなりました。
相続を争族にしないためには、財産を残す人が自身の財産の中身を把握し、整理しておくことが大切です。