こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
51回目の今回は、選択肢は日本だけじゃない【世界の金利】について解説します。
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<目次>
- それでも円にこだわりますか?
- 金利が高い国
- 『決済通貨』
- 『基軸通貨』
- まとめ
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1.それでも円にこだわりますか?
超低金利が長い間続いている日本。
そんな環境の中で、円でお金を殖やすのは不可能な状況です。
ただ、世界を見渡せば、かつての日本のように高い金利の国もたくさんあります。
2.金利が高い国
政策金利などの金利水準が高い国の通貨を「高金利通貨」といいます。
先進国では、オーストラリアやニュージーランド、韓国などがあります。
新興国では、トルコやメキシコ、南アフリカなどがあります。
金利が高い理由としては、資源国であったり、経済成長が著しかったりといったプラスの要因だけではなく、政治や経済が不安定などのマイナス要因があったりもします。
また、金利や為替相場の急激な変動のリスクも大きい傾向にあります。
3.『決済通貨』
国際取引で使われる通貨を『決済通貨』と言います。
アメリカ、ユーロ、イギリス、日本、中国などの通貨がそれにあたります。
国際的な信用や経済規模、流動性が高いなどの条件を満たした通貨です。
「高金利通貨」に比べ、流通量も多く、金利や為替相場の変動のリスクは小さい傾向にあります。
4.『基軸通貨』
アメリカ・ドル(以下、米ドル)は、国際取引で広く使われていて、通貨の中心であり、各国通貨の基準にもなっていることから、『基軸通貨』と呼ばれています。
「有事のドル買い」という格言があるほど、戦争などが起こった場合に国際的な信用が厚く、流動性のある米ドルが買われる傾向にあります。
5.まとめ
世界を見渡せば、日本より高金利の国は沢山あります。
金利の高さだけで判断し、資産形成に取り入れるにはリスクがありますが、利息がほぼつかない銀行に置いておくこともリスクになりますし、時間のムダになってしまいます。
まずは、世界の中心にいるアメリカの通貨を資産形成に取り入れることも、選択肢としてみてはいかがでしょうか。