こんにちは!
『笑顔相続』ナビゲーターの橋本です。
28回目の今回は、資産形成のポイントとなる【銀行預金以外の預け先】について解説します。
※『株式』や『債権』を解説する予定でしたが、その前になぜ今、銀行以外の預け先が必要なのかを解説します。
∸―――――――――――――――――――――――――――――――
<目次>
- 銀行預金はゼロリスク?
- 日本以外の国の金融資産構成
- まとめ
――――――――――――――――――――――――――――――――
1.銀行預金はゼロリスク?
日本の家計の現預金は、1,031兆円と過去最高を記録しています。
バブル崩壊までは、金利も高く、銀行に預けておくだけで資産が殖えていました。
一方で、物価もどんどん上がっていました。
現在は、低金利で預けても殖えない上に、物価は上昇しています。
物価上昇(インフレ)の例をあげると、100円で買えアイスクリームが、130円ださないと買えなくなるようなことです。
バブル崩壊までは、それでも給料のベースアップでそれを補えたり、銀行金利でカバーできたりしていましたが、現在はどうでしょうか?
金利のないところにお金を置いておくこともリスクになるということです。
2.日本以外の国の金融資産構成
日本以外の国では、どのような割合で金融資産を持っているか見てみましょう。
現預金が良いとか悪いということではなく、欧米では日本人に比べて少なくともお金にも働いてもらうという意識があるようです。
元々、日本人には、汗水流して働いて稼いだお金以外は汚いお金というイメージを持っている傾向があります。
犯罪で稼ぐことは論外ですが、株や債券などで運用して殖やしたお金も働いて稼いだお金も、お金はお金です。
※日本銀行調査統計局 2020年8月21日『資金循環の日米欧比較』より
3.まとめ
現預金以外の資産を持たなくてはならないということではありませんが、低金利下でこれまで通りの預貯金でお金を殖やそうとするのはナンセンスです。
預貯金以外でお金を殖やそうと思ったら、それなりのリスクも伴いますが、リターンも見込めます。
そうなると、値動きのある商品と付き合う必要が出てきます。
代表的なものですと、『株式』や『債権』です。
次回、1週遅れになりますが、【株式と債券】について解説します。