こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
104回目の今回は、急激な円安でどうする?【NISAかiDeCoか】について解説します。
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<目次>
1.いつ必要なお金なのか
2.老後資金ならiDeCoが有利
3.まとめ
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1.いつ必要なお金なのか
最近、よくNISAとiDeCoのどっちが得かという相談があります。
保険などの金融商品選びもそうですが、商品や仕組みから選ぶのではなく、そこに入れるお金はいつ必要なお金なのかによって考えます。
例えば、教育資金のように時期も金額もはっきりしているお金を60歳まで引き出せないところに入れてしまっては、必要な時に使えません。
また、老後資金と思っていて積立ていても、簡単に引き出せるところに置いておくと、ちょっとお金が欲しいと思った時に引き出してしまい、思うように貯められなかったりします。
2.老後資金ならiDeCoが有利
老後資金を貯めたいのであれば、iDeCoが有利です。
毎月の掛け金が全額所得控除になるからです。
手数料は、口座開設先の金融機関ごとに違いますので、その点の注意は必要です。
一般的に手数料が安く設定されているのは、ネット証券です。
※職業等により、掛け金の上限額があります
3.まとめ
NISA(金融庁)とiDeCo(厚労省)は国が用意した非課税の箱で、商品ではありません。
NISAには、一般NISAと積立NISAがあったり、iDeCoは原則60歳まではお金を引き出すことができないなど、それぞれに特徴があります。
いずれの制度を利用するにしても、投資信託を中心に運用することになります。
値動きのある金融商品との付き合いとなりますので、1、2年といった短期的な見方ではなく、少なくとも5年または10年以上の中長期的な視点で考えることが、日頃の値動きに一喜一憂せずに資産形成するポイントとなります。