こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの橋本です。
64回目の今回は、いくらあれば安心?【生活防衛資金】について解説します。
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<目次>
- 『生活防衛資金』とは
- 3~6ヶ月分
- 使う予定のあるお金とは別枠で
- まとめ
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1.『生活防衛資金』とは
不測の事態への備え、いざという時のために貯めておくお金のことを『生活防衛資金』と言います。
不測の事態とは、例えば、病気やケガ、または地震などの災害、最近では新型コロナウイルスによる収入減や失業など。
健康で仕事ができて、安定した収入が得られるのが理想ですが、突然のアクシデントを完全に防ぐことは難しいものです。
そんな、アクシデントを乗り越えて行くために『生活防衛資金』は必要なのです。
2.3~6ヶ月分
一般的に、『生活防衛資金』の目安としては、1ヶ月にかかる生活費の3~6ヶ月分をストックしておくとよいでしょう。
独身だったり、子どものいる夫婦だったり、環境によって備えておくべき金額は変わります。
病気やケガに備えた保険契約をしていたり、地震などの災害に備えて保険契約をしているなどのリスクヘッジが出来ていれば、目安より過大に備えなくても安心できるのではないでしょうか。
ただ、保険から手元にお金が届くまでには、時間がかかりますので、その間をつなぐ金額は必要になります。
また、『生活防衛資金』は、いざという時にすぐに準備出来るように、流動性の高い普通預金口座などに預けておくことをオススメします。
3.使う予定のあるお金とは別枠で
マイホーム購入やリフォーム、車の購入、教育費など、使途が決まっているお金と『生活防衛費』は分けて考える必要があります。
『生活防衛費』まで、お金が回せないという人は、家計を見直して節約したお金を少しずつでも回していく努力は必要になります。
4.まとめ
将来に向けた資産運用も大切ですが、不測の事態を乗り越えて行くための『生活防衛資金』を貯めることが、優先になります。
『生活防衛資金』がない、または少なすぎると、不安で日々の生活を楽しめなくなったり、仕事に集中できないなどの悪循環になってしまいます。
逆に、自身にとっての適正額がわからずに、余分に金利のないところにお金を置いてしまうことも、時間を無駄にしてしまうことになります。
人生を楽しむためにも『生活防衛資金』を見直してはいかがでしょうか。